2018.02.06 (Tue) market

週間ビットコイン相場 2018/1/31−2/6 ビットコインの価格はさらに下落、底値を探し彷徨う展開が続く

Written by 真田雅幸

ビットコインの価格は1BTC=68.9万円ほどで推移しています。1月31日の終値の1BTC=110万円から41.1万円下落し、先週からさらに37%も下落したことになります。価格は、下記チャートにある青の200日移動平均線(EMA)を下回り弱気相場が継続しています。また価格はドル建ての1BTC=8000ドルにあたる心理的なピンクのサポートラインを割り込み、さらに下落が加速しています。それでは今週のビットコインを振り返っていきます。

 bitbank.ccのBTC/JPYチャート

ビットコインに関する下落材料となり得るニュースが連発

今週はビットコインに関連する悪いニュースが多発しました。インドのアルン・ジェイテリィ財務相が、ビットコインの違法な取引を取り締まると発言したことを多くのメディアが取り上げました。またこの発言がインド国内の取引所の閉鎖を示唆したものだとの報道もあり市場参加者を混乱させたようです。

さらに米ドルのペッグ通貨Tether を発行するTether社に対して米商品先物取引委員会(CFTC)が調査を行ってることが判明しました。Tetherがドルに裏付けられていない状態で発行され続けているとの疑惑と、Tether社と資本関係のある香港の取引所BitfinexがTetherを利用しビットコインの価格の操作を行っている可能性があるとの疑惑が浮上しました。

どちらのニュースも以前からメディアで度々報じられていたことから、今回の報道で真新しい事実が出てきたわけではありませんが、投資家心理を冷やす結果となりました。

米長期金利が上昇し世界中で株安 仮想通貨市場にも大きな影響

米長期金利(10年債)が上昇し、利回り2.845%を記録しました。これは2014年3月以来の高金利となっています。米政府の財政の悪化を懸念した米国債に対する需要不足によるものだと考えられます。

CNBCのUS 10-YRチャート

これをうけ米株式市場は大幅に下落し、ダウ平均株価は2月2日に2.54%下落しました(週明けの5日はさらに4.6%下落)。他の主要指数であるS&P500やナスダック総合指数も軒並み下落しました。

TradingViewのDJIチャート

週明けの今週月曜日には、日経平均株価も前営業日比で2.55%下落しました。さらに本日はすでに5%を超えて下落しています。ビットコインの市場と株式市場を見比べると、すべての価格は連動するように下げています。昨年は仮想通貨市場が大いに盛り上がると同時に株式市場でも全体として株価は大幅に伸びていました。

連邦準備制度理事会(FRB)のアラン・グリーンスパン元議長は最近、ブルームバーグのインタビューで株式市場と債券市場の両方の市場がバブルであるとの発言をしています。金融市場全体を見渡せば、最近のビットコインをはじめとする仮想通貨市場の急落は、仮想通貨だけの問題ではないことがわかります。

今週の一連のビットコインの市場と株式市場を含めた金融市場の下落は、最近の価格の急騰からくる利益確定の一時的な動きか、それとも金融市場全体のリスクオフのサインなのかもしれません。今後もさらなる下落相場に見舞われる状態が続くようであれば、仮想通貨市場のみならず金融市場全体に何が起きているのかを見極める必要があるかもしれません。

モナコインは一足先に底値に到達か

ビットコインが価格を下げ続ける一方、モナコインの価格は強力なサポートラインに到達しています。

bitbank.ccのMONA/JPYチャート

上記はMONA/JPYの日足チャートですが、モナコインは12月に最高値の1MONA=2100円を付けた後、価格は大幅に下落し続け300円付近のサポートラインまで値を戻しています。このサポートラインは多くのトレーダーに強く意識されると思われ、短期的には300円付近が買いで入るいいタイミングかもしれません。


無料メールマガジン

BTCNの最新ニュースを毎日お昼ごろお届けします!