2019.04.08 (Mon) news

海外大手取引所がステーキング機能をサービスとして提供

Written by 真田雅幸

海外大手取引所のCoinbaseとBinanceは、PoS(Proof of Stake)を採用する暗号通貨のステーキングサービスをユーザーへ提供することを発表した。ユーザーは取引所へ預けているPoSコインをステーキングすることでステーキング報酬を獲得することができるようになる。

Coinbaseは暗号通貨のカストディ・サービスを利用するユーザーがステーキングに参加できるよう自社サービスを改良している。ハッキングや不正アクセスなどでトークンが消失するなどの万が一に備え、ステーキングしたトークンには全額補償の保険がかけられている。

Coinbaseのブログによると、カストディ・サービスを利用する機関投資家からのステーキングへの需要は高いようだ。CoinbaseはまずTezos(XTZ)のトークンを保有するユーザーにステーキングの機会を提供する。Tezosは暗号通貨市場ランキングで20位に位置しており、Bakingと呼ばれるPoSシステムを採用している。

Binanceは自社のモバイル・ウォレットであるTrust Walletにステーキング機能を追加する。Binanceは取引所サービスとの連携を目的として2018年にTrust Walletを買収している。Trust WalletはBitcoinEthereumなどの主要暗号通貨に加え、ERC-20トークンに対応しており、先週Tezosの追加サポートも発表された。

BinanceはTrust Walletへのステーキング機能の追加を今年の第2四半期までに完了させるとしている。今後はBinaceが運営するBinance DEX( Decentralized Exchange)とTrust Walletの連携も期待されている。

暗号通貨には銀行預金のように金利が付かないため、長期保有のユーザーは現物価格の値上がりを期待するしかない。しかし取引所がステーキング機能をサービスとして追加すれば、値上がり以外の利益も期待できるようになる。ユーザーからの高い需要が見込まれるため、今後取引所の新たなサービスとして業界内に浸透していく可能性がありそうだ。


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