2017.12.21 (Thu) market

アルトコイン定点観測(2017/12/21)

こんにちは、ヨーロピアンです。

今月の定点観測です。
11月後半から12月前半はアルトコインのさらなる急落、中盤からはリバーサルといった様子。特定の材料がある通貨だけが騰がるのではなく、まさに「なんでもかんでも騰がる」という相場環境です。新規資金流入が増えるタイミングで定期的にこういう相場は訪れるので、初動で上手く乗れていればイージーにパフォーマンスを上げることができますね。

暗号通貨界隈では盛んに「アマチュア・アワー」であると囁かれていますが、いつまで続くのか注目です。

一方で今年後半から暗号通貨投機に参入した初心者の方に向けてお伝えするとすれば、ビットコイン、イーサリアム、リップルやその他上位時価総額のコインに「なんとなく乗り遅れた」気になって第二第三の成長銘柄を……と夢見て低時価総額の(あるいは低単価の)アルトコインに資金を投入するのは全くオススメできないということでしょうか。流動性の低いコインのトレードは本来非常に難しいのです。

一方ビットコインにはNASDAQ先物の上場と、ETFが2社から既に申請されているという超巨大な材料が控えています。特に後者のインパクトはあまりにも大きく、進展するようなニュースがあればアルトコインは総崩れという可能性が高くなります。6ヶ月以内にETFが組成されるであろうとアナリストが予想していることもあり、アルトコインに積極的に手を出すのはおっかなびっくりというところですが……。

個人的には守備力は高めにしつつも、ほんの少しずつでもアルトコイントレードでBTCを増やしていく方針は変えないようにしています。

ETH(Ethereum)

先月は「ショートは一旦利食い、ロングポジションは中期の移動平均線を上抜けてから」と評価しました。11月後半からは急落したものの、12月中盤にかけて徐々に盛り返し、ほぼ先月の記事執筆時点と同じ水準に戻ってきています。

特段大きな材料があったわけではありませんが、フィアット建て(ETH/USD)が過去最高値を更新したこと、日本の暗号通貨取引所、coincheckがTVCMを開始したことも手伝ってアルトコイン全体の相場環境がやや改善してきていると見て良いでしょう。このまま11月後半につけた高値を上抜けるようなら、打診的に買いを入れていっても良いと考えています。

ただし、かつて5月頃に似たような高騰を演出した後、深く下落し長い低迷期に入ったことも忘れないようにしてください。こういった高騰相場でも経験者は防御力を高めに、慎重なトレードをするものです。夏以降に相場に入ってこられた方は4月から現在にいたるまでのチャートをチェックしておくと良いでしょう。

XRP(Ripple)

先月は「売買のきっかけに乏しく辛抱強く見守る展開、9月頃の水準までの反発の予感も」と評価しました。ETH同様、いやそれ以上に急激なリバーサルで強烈に跳ね上げています。9月頃の水準まであと一歩でしょうか。

大きな材料としては12月7日の公式のこのツイートでしょうか。

しかし、公式と買い煽りとも取れるツイート(普段は英語なのにこれだけ何故か日本語)をする、さらに記事内にも公式謹製買い煽りツイートボタンが用意されている……というのは相当複雑な見方をされる方もいると思います。

こういった劇薬は何度も繰り返すことはできませんから、中長期の影響が心配されるところですね……。とはいえトレーダーとしては材料さえあれば良いわけですし、こうした機会では僕がこの連載で散々繰り返してきたイベントドリブントレードの出番というわけです。

こうした公式の材料投下にいち早く反応できた場合にはそのまま素直に反応する形でも良いでしょう。一方、少し遅れたと感じた場合には無理に手出しする必要はないと考えます。

LTC(Litecoin)

先月は「アトミックスワップが大きな技術進歩として一つの材料、この半年間で失われたマーケットシェアをいくぶんか取り返す展開も考えられる」と評価しました。直接的に材料になったのかは不明ですが、直近ではメジャーなアルトコインの中でもさらに高いパフォーマンスを出しています。

気がかりなニュースとしては、LTC開発者のCharlieが自身の所有しているLTCを全て売却したと発表したことでしょうか。彼自身がLTCについて発言するたびに価格が乱高下するためポジショントークを疑われないよう全て手放したとのコメントですが、その言葉だけで彼の真意を掴むのは難しいことです。開発者が自身の開発している通貨についてコメントするのは当たり前だと思うのですが、よほどの批判が集まったのでしょうか。

個人的には、最近のCharlieはLTCについてよりもBTCについて発言することの方が増えてきているのも気になります。

さておき、チャートだけ見ればかなりの改善が見えてきています。0.015あたりから打診的に買い下がっていき、8月の安値を割るようなら手放すというトレードがワークしそうです。

DASH(Dash)

先月は「ブロックサイズ増大の是非がマーケットに問われるタイミングで投機的に買いを入れたい」と評価しました。今月も再びの乱高下です。チャートだけ見ればレンジトレードをしてみたくなると思いますが、方向感がないため難易度はやや高く、トレードに慣れていない方にはあまりオススメできません。

この記事内でも何度も取りあげていますが、未だ日本国内で金融庁登録事業者がDASHを取り扱っていないのが気がかりです。DASHを取り扱っているcoincheck、Kraken共に未登録事業者として運営を続けているのが現状です。特にかなりの大型取引所であるcoincheckが未だに金融庁の登録をクリアできていないというのは、何が原因なんでしょう……。

流石に年内には決着が着くと考えていただけに、僕自身も前月の記事を書いた段階では「来月にはDASHもホワイトリスト入りするだろう」と楽観的に考えていました。しかしながら世界各国でアンチマネーロンダリングの流れが続きますし、流石にもしかしてもしかするのでは……という疑念も浮かぶところですね。

MONA(Monacoin)

先月は「再度10月の高値を伺う展開になるか注目できる時期にきている」と評価しました。実際には10月の高値を遥かに突き抜け一気に高値を更新した後、先月の記事執筆時から対円で7倍程度の急上昇を見せることになりました。

ここからの展開は読みづらいですが、近日中に再びの高値更新をできない場合は一旦の調整局面に入るという見方になりそうです。しかしながらごく短期の相場環境を見るならば、他の銘柄に連れ高する可能性も十分にあると思います。身も蓋もない言い方をするなら、zaif銘柄がなんでもかんでも騰がる相場であれば一緒に騰がる可能性が高いということでしょうか……。

モナコインは投機対象としてトレードする以外にも様々な遊び方がありますので、暗号通貨を「トレード以外で楽しむ」きっかけにしてもらえると嬉しいです。


無料メールマガジン

BTCNの最新ニュースを毎日お昼ごろお届けします!