2017.12.07 (Thu) market

週間ビットコイン相場 2017/12/7 − 止まらぬビットコインの価格上昇

Written by 真田雅幸


今週のビットコインの価格は、上昇速度がさらに加速し1BTC=160万円に到達。130万円間近で価格は急落し110万円を割る場面がみられましたが、この急落は単なる価格調整だったようで、その後最高値付近の130万円を越すと価格はさらに上昇しました。一週間で見ると約30%上昇しています。それでは今週のビットコインの相場に影響を与えた出来事をピックアップしていきます。

bitbank.ccのBTC/JPYチャート

ビットコインの商品先物取引上場日時が確定

商品先物取引を扱う米企業のCME GroupとCBOE は、ビットコインの商品先物取引の上場日を発表しました。CMEでは18日、CBOEは10日の上場を予定しています。通常、商品先物取引は将来のリスク・ヘッジとして利用されます。コモディティなどの商品を保有する投資家は、未来の価格の下振れリスクを回避するため、事前に設定された価格で商品を取引することができます。ビットコインの場合、マイナーのような一定量のビットコインを定期的に調達できる業者が、将来的な売却価格を予め決めておいて、期限日に売却する流れが一般的だと考えらます。一方、今回の商品先物取引は差金決済取引であるため、投資家は現金のみで取引を行い実際にビットコインを保有する必要がありません。そのため、実物のビットコインの価格にどのような影響があるかは定かではありません。一方、マーケットの価格の動きをみると、現在はポジティブに影響しているようです。

価格の上昇が買いを呼んでいる

ビットコインの価格はドルベースで1万ドルを超えた辺りから上昇率はさらに加速しています。モノの価格の上昇と共に需要が高まるものを経済学用語で「ギッフェン財」と呼びます。現在、ビットコインはこのギッフェン財であると言えます。市場参加者は、価格の上昇と共に投資への意欲が増し、ビットコインの買いに走っているのではないでしょうか。ギッフェン財は通常、不動産屋や株などの投資商品に多くその兆候がみられます。政府などが消費を促すために物価を上昇させたり、インフレーションを政策に掲げるのはこのためです。現在のビットコインは、価格の上昇が人々の需要を呼び、さらなる買いを呼んでいる状態といえます。言い方を変えると、「未来の価格の上昇に対する恐怖感から今のうちにビットコインを買っておこう」という層は一定数存在するのではないでしょうか。

以下の表は、ビットコインへの需要の高まりが加速していることを表しています。

bitbank.ccのMONA/JPYチャート

アルトコインも暴騰、モナーコインは1週間で3倍に

今週は、全体的にアルトコインの価格も高騰しています。特にモナーコインの価格は、650円付近から急騰し現在2200円付近で推移しており、上昇率は300%以上となっています。上昇の要因としては、急激な需要の高まりと供給の枯渇ではないでしょうか。現在ビットコインをはじめとした仮想通貨に多くの人が注目しており、新たな市場参加者急増しています。新たな市場参加者がモナーコインを大量にかったものと思われます。

一方、モナーコインを含むアルトコインの価格は一方向性に連動して動く傾向があり、ファンダメンタルズというよりはモーメンタムがより強い傾向があります。一つのアルトコインの価格が上昇すると、他のアルトコインの価格も上昇する場面が多々見られます。仮想通貨のファンダメンタルズに大きく影響を与えるのは、開発者の存在です。仮想通貨は多く使われるようになる時ほど、ネットワークの脆弱性が浮き彫りになります。今週、イーサリアムに新たな子猫飼育アプリが登場し、ユーザーが大量のトランザクションを行い、ネットワークの大幅な遅延に繋がっています。仮想通貨のネットワークを構築し安全性を確保するのは開発者であるため、開発者を知ることがファンダメンタルズを知ることにもなります。モーメンタムのみならずファンダメンタルズも理解する事が、長期的にいい投資ができるようになるのではないでしょうか。


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