2017.11.24 (Fri) market

週間ビットコイン相場 2017/11/24 − ビットコイン最高値更新

Written by 真田雅幸


今週のビットコインの価格は、先週の急落から反転し、さらに最高値を更新しました。一時1BTC=68万円まで価格が下落しましたが、現在は1BTC=91万円付近で推移しています。先週の底値から30%程の上昇となっています。それでは今週の潜在的にビットコインの相場に影響したであろう出来事をピックアップしていきます。

bitbank.ccのBTC/JPYチャート

Squareがビットコインネットワークの統合をテスト(10月15日)

アメリカのサンフランシスコに拠点を構え、モバイル決済サービスを提供するSquare.inc(スクウェア)社は、自社が提供するアプリ「Cash App」内でビットコインの売買を可能にするためのシステムテストを開始すると発表しました。現在、アメリカでは金融とITの垣根がなくなりつつあり、スマートフォンでお金のやり取りができる「Cash App」や「Venmo」などのモバイルペイメントサービスが若者を中心に注目を集めています。スクウェア社は今年の初めと比べ、株価は3倍も上昇しており現在好調で、最も注目されているフィンテック企業の一つです。そんなスクウェア社が、自社製品のプラットフォーム上で、ビットコインの売買システムの構築をテストしているという内容のニュースは、マーケットにとって大きな好材料であったのではないでしょうか。

大手ヘッジファンド、ビットコインの先物市場参入へ(10月15日)

世界最大手の商品先物取引所、米CME社がビットコインの先物を上場させることを発表した後、ヘッジファンドや投資銀行などの金融機関が、ビットコインの市場へ参入するとのニュースが多く報じられています。その中でも、イギリス・ロンドンの大手ヘッジファンドのMan groupが商品先物取引を通じて、ビットコインへの投資を前向きに検討していると報じられています。実際にヘッジファンドがどのようにポジションを取るのかは誰にもわかりません。一方で、市場の活性化や、流動性が大きく向上することが予想されているため、プラスの判断材料であったのではないでしょうか。

Tetherがハッキングされマーケットは混乱(10月21日)

ドルやユーロに紐づくペッグ仮想通貨Tether(テザー)を発行するTether社は、公式ホームページにて、自社が管理するウォレットが外部からの攻撃を受け、30百万ドル(約33億円)分のTetherが盗難にあったと発表していました。これを受け、ビットコインの価格は数時間の間に一気に5%程下落する場面が見られました。ここで不可解なのが一時的ではあるもののビットコインの “ドルTether” 建てでも大きく価格が下落した点です。Tetherに問題があったのであれば、ビットコインはTetherに対して上昇するはずです。Tetherを売ってビットコインを買うからです。これは「仮想通貨のハッキング事件イコール売り」という安易な認識を持っているトレーダーが多く、仮想通貨市場の実質をまだ理解していないというシグナルだったのではないでしょうか。22日現在、ビットコインの価格は再び最高値圏へカムバックしています。

匿名性コインが上昇

ビットコインは仮想通貨の中では秘匿性が低い仮想通貨であると考えられている一方、Dash(DASH)やMonero(XMR)などの秘匿性が高い仮想通貨が存在します。直近の仮想通貨市場では、この2つの仮想通貨が大きく価格を上昇させています。Dashの2週間前の価格は280ドル程度でしたが、現在は520ドル程で推移しており、価格上昇率は約85%となっています。Moneroも同様に2週間前の90ドル前後から価格を上げ、現在は145ドル程で推移しており、60%の価格上昇率を記録しています。ビットコイン以外の有望な仮想通貨、アルトコインと呼ばれる仮想通貨にも資金が流れ初めているのではないでしょうか。

一方で、

こちらはビットコインの仮想通貨市場における独占率を表したグラフです。11月13日前後にビットコインキャッシュが暴騰した時は、ビットコインの独占率は一時的に下がりましたが現在は55%程度で推移しており、優位性は揺らいでいないように思えます。ビットコインには先物市場への上場などの好材料が控えており、さらにこの独占率を伸ばすことができるかに注目です。


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