2018.01.31 (Wed) news

Samsung、マイニング機器の製造・販売事業に参戦 

Written by 真田雅幸

韓国の大手電機メーカーSamsungがビットコインのマイニング用チップASICの製造・販売を開始した。同社は昨年にASICの製造を開始し、今年1月に中国の一部マイナー向けにすでに販売している。ASICの製造および販売事業は、長年中国のBitmainが独占している状態だったが、今後は市場の競争が激化することが予想される。

ビットコインは昨年、10倍以上価格が上昇しマイニング需要が高まっていた。Samsungはまず中国のマイニング需要を満たすためにASICの製造を行うようだ。一方、日本などへの販売は未定だ。

Samsungは電子部品の供給に強みをもっており、昨年発売したiPhone Xに使用された有機ELスクリーンの提供を一社で担っている。同社の高い技術力と製造力を結集すれば高性能なASICが大量に生産される可能性はある。そうした場合、Bitmainに独占されていた市場に競争が起き、マイナーは現在より高性能なASICを安価で手に入れることができるようになるだろう。

さらにSamsungは、ASICのみならずGPUを使ったマイニング用グラフィックボードの製造にも着手している。GPUではイーサリアム(ETH)、Zキャッシュ(ZEC)、モネロ(XMR)などの仮想通貨をマイニングすることができる。

一方、韓国では仮想通貨の取引所に対する規制が強化されており、今月末で本人確認がとれていないアカウントを使用してのトレードができなくなる。さらに中国でもマイング事業に対する規制が施行されるとの噂もあり、中国のマイナーが今後どう動くのかに注目が集まっていた。

マイニング事業には最近、多くの企業が参入を表明している。米企業のKodakや、日本からはGMOなどがマイニング事業にすでに参加している。マイニング事業の競争が激化することでマイニング機器の性能を大きく向上させるようなイノベーションが起こりやすくなり、電気の消費効率に優れた製品が誕生するだろう。Samsangのような世界的な大企業が参入したことで、マイニング業界は新たな局面を迎えている。


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