2017.09.13 (Wed) news

カナダでビットコイン・ファンド設立へ、証券取引委員会が承認

Written by 真田雅幸

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カナダのブリティッシュ・コロンビア州証券取引委員会(BCSC)は、ビットコインを含む仮想通貨関連の金融商品を提供するFirst Block Capital Inc.を資産運用会社として認めた。

First Block Capitalによれば、同社が組成した仮想通貨ファンドに投資することで、ビットコイン投資リスクを軽減できるという。投資家は取引所などからビットコインを直接購入する必要がなくなるため、他の金融商品には付随しないビットコイン特有のリスクに晒される可能性が低減される。ビットコインに対するリスクは様々だが、一番のリスクは取引所がハッキングされ、自身のビットコインがハッカーに盗まれてしまうことだろう。またプライベート・キーの保管方法など、ビットコイン投資初心者には理解が難しい要素も多い。さらに取引所はあらゆる場所に点在し、地域により仮想通貨に対する法律や規制が異なることから、法的義務も異なる。

このようなリスクや不透明性を取り除くことで、新規の仮想通貨投資需要を取り込めるとFirst Block Capitalは語る。同社が提供するファンドは純粋な投資商品であるため、会計処理などの問題も解決しやすくなる。

BCSCは今年1月に技術専門チームを設立し、その一部にフィンテック管理部門がある。BCSCの技術専門チームはFirst Block Capitalのような仮想通貨ファンド設立を目指す企業に対してコンプライアンス面などのサポートを行う準備があるとし、新たなファンド設立を促している。

BCSCは公式に以下のようにコメントしている。

仮想通貨投資は新しい投資の形です。我々は市場の仮想通貨投資に対する投資家からの需要の高まりを感じています。初の仮想通貨ファンド設立により、投資家が投資先の選択肢に仮想通貨を加えることができます。またBCSCとしても、急速に変わる仮想通貨フィンテック業界を注視する機会となります。

P2Pペイメントシステムであるビットコインは、第三者機関を通すことで発生するリスク等のコストをなくす目的として作られた。ビットコインはボラティリティが高く、ハードウォレットにビットコインを保管するなどの適切な保管方法が分かりづらく、投資の観点からすると既存の金融商品と比較してリスクが高い。そこで第三者機関が管理するファンドなどに投資をすることで、ある程度のリスクを抑えることができる。ビットコインへの投資を目的とする新規参入者にとっては、このような金融商品があれば参入しやすいと感じる投資家もいるだろう。
BCSC


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