2018.01.09 (Tue) news

中国マイニングファームViaBTC クラウドマイニング市場の提供を停止、当局の規制が影響か

Written by 真田雅幸

中国でビットコインのクラウドマイニングプールを経営するViaBTCは、クラウドマイニングの報酬を受け取ることができる権利の売買市場プラットフォームを閉鎖すると発表した。ViaBTCは、売買を直ちに中止するよう投資家に呼びかけており、市場は今月10に閉鎖される。

投資家は、ViaBTCのクラウドマイニングプールを通じてマイニング事業に投資することができ、証券化されたハッシュレートの一部を購入することでマイニングに参加している。クラウドマイニングプールの収益は投資家にそれぞれ分配される一方、購入したハッシュレートの量によって分配率が異なる。ViaBTCではこの権利を投資家間で売買を行うための市場プラットフォームも提供していた。

閉鎖に至った理由としてViaBTCは公式声明で「投機的な市場のコントロールと投資家保護のため市場を閉鎖する」と発表。一方、権利自体は市場が閉鎖した後も有効であると付け加えている。仕組みとしては、報酬という形で配当を受け取ることができる上、その権利を投資家間で売買できるため、上場投資信託等のような金融商品と同等の性質をもつ。同社は明言を避けているものの、最近のマイニングに対するアクションから当局の動向に鑑みし閉鎖に至った可能性もある。

中国では仮想通貨への規制が厳しく、2017年にICO(イニシアル・コイン・オファーリング)の発行停止を皮切りに取引所が全面閉鎖されていた。しかしマイニング事業に関して中国政府は、寛容な姿勢をみせていた。一方、中国政府が今年に入りマイニング事業への規制強化に動き出しているとの報告もあり、風向きは変わりつつある。

昨年、中国政府が公式に取引所の閉鎖を発表する前に、いくつかの取引所は営業の停止を発表していた。現時点で中国政府からのマイニング事業への規制は公式に発表されていないが、今回のViaBTCの権利の売買市場の閉鎖も中国政府の規制が関連しているとみていいだろう。

マイニングは、マイニング機器と電力さえ揃えば世界中どこでも行うことができるため、今後中国がマイニング事業を本格規制するとなれば、マイナーが国外へ移転するなどの動きが活発化することが考えられる。一方、ビットコインのマイナーはすでに世界各国に存在するため、ハッシュレートが急激に低下しネットワークに悪影響が及ぶなどの自体には発展しないだろう。


Coindesk


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