2017.11.20 (Mon) news

LedgerX、10,000ドルの先物オプション販売へ

Written by 真田雅幸

ビットコインの先物オプションを提供するLedgerXは、10,000ドルのビットコイン先物オプションを新たなデリバティブとして提供する。同社が提供する先物オプションは、コールオプション(買う権利)とプットオプション(売る権利)が用意されており、契約満了時期は最長で来年12月となっている。オプションの契約満了時期は、四半期毎に用意されており、来年の3月、6月、9月、12月のそれぞれの最終営業日となっている。LedgerXは今年7月、デリバティブのクリアリング業者(決済の事前準備)として米国商品先物取引委員会(CFTC)によって登録を認められていた。

現在ビットコインは8,000ドルの最高値圏で推移しているが、10,000ドルのオプション取引を行う場合、約30%のプレミアムが発生することになる。年初にはビットコインの価格は900ドル前後だったことを考えれば、10,000ドルへの到達は十分射程圏内といえるだろう。

仮に来年12月に契約が満了するコールオプションを購入すると、現在価格と先物価格の差額の約2,000ドルのプレミアムが現時点でのリスクとなる。一方で、来年12月時点のビットコインの価格が10,000ドルを上回っていた場合、その差額が投資利益となる。契約満了時点でのビットコインの価格が20,000ドルであった場合、10,000ドルの利益となる。つまりコールオプションの購入者はビットコインの価格が上がれば上がるほど、利益が大きくなる。

一方、来年12月時点のビットコインの価格が10,000ドルを下回っていた場合、その差額が損失となる。コールオプションは買う権利であり、買う義務ではないため、購入権を行使しないことで損失を抑えることができる。この場合、コールオプションの売り手は、プレミアム価格の2,000ドルが収益となる。

プットオプションを購入する場合、10,000ドルでビットコインを売る権利が購入者に与えられるため、ビットコインの価格が下がれば下がるほど利益が大きくなる。一方、ビットコインの価格が10,000ドルを超えた場合、プットオプションの購入者は売る権利を放棄することになる。このため、プットオプションの売り手はプレミアムが利益となる。

LedgerXのリスクマネージメントチームの算出によると、ビットコインが来年12月に20,000ドルに到達する確率は25%程度だとしている。確率算定には、デリバティブマーケットの価格予測をする数式モデルの一つであるブラックショールズ・モデルが用いられた。

来月12月には世界最大の先物取引所CME Groupが、ビットコインの商品先物取引を扱うことを発表しており、市場がさらに活性化することが予想されている。さらに大手のヘッジファンドなどもビットコインの先物上場を機に、ビットコイン市場の参加を示唆している。「ビットコインはバブル」であるとする内容の発言をしてきた著名人達にも、自身の発言に責任を持ち、プットオプションを購入するなどの正式な形でビットコインの市場への参加を期待したい。


Coindesk


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