2018.10.11 (Thu) news

仮想通貨取引所YoBit.Net、コインの価格吊り上げキャンペーンを実施

Written by 真田雅幸

ロシア系仮想通貨取引所YoBit.Netは、取扱っている仮想通貨をランダムに購入し価格を釣り上げるキャンペーンを行うことを公式に発表した。発表によると本日午後10時に行われる。

YoBit.Netは、午後10時にランダムに選ばれた仮想通貨を1〜2分毎に1BTCずつ購入することで価格を吊り上げる。YoBit.Netによる購入は10回行われる予定で、合計10BTCが購入資金に使われる。

意図的な価格の釣り上げは「パンプ」と呼ばれ、伝統的な金融市場では禁止されている。パンプは、特定の個人や団体が価格を上昇させることで他のトレーダーの買いを誘発するために行われる。トレーダーが食い付いたところで、パンプを行った本人達が売り抜け資金を稼ぐことを目的としている。

今回のYoBit.Netのパンプは、取引所が売り抜けを目的としておらずマーケティングの一種で行われるものと考えられる。ランダムの仮想通貨の価格をパンプさせるというギャンブル要素をサービスとしてユーザーに提供する。

ユーザーは、パンプされるコインを早めに購入し売り抜けることで資金を稼ぐことができるだろう。しかしYoBit.Netは、100を越える数の仮想通貨を取り扱っておりパンプされるコインを見極めるのは至難の技だ。10時以降の取引量の微妙な変化を探る必要がある。

今回のキャンペーンは、規制されていない仮想通貨取引所だからこそできるマーケティング手法といえる。一方、パンプされる仮想通貨が実際にランダムで選出されているのか否かを確かめる方法はない。

YoBit.Netには米司法省と米商品先物取引委員会から捜査対象にされた経緯があり、価格操作を行っている疑惑が以前よりある。今回は事前告知しキャンペーンという形で行う。型破りな取引所であることは間違いない。

YoBit.Netが行うようなパンプスキームにあえて乗ることで稼ぐことができるトレーダーは、ごく一部の熟練者だ。一般のトレーダーが参加するには非常にリスクが高いと言えるだろう。


Cointelegraph


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