2019.07.08 (Mon) market

BTC/JPYは三角保ち合いで様子見、引き続き大きな値動きに注意

Written by 長谷川友哉

様子見ムードも時間的制限迫るか

BTCの対円相場は、先週2日に一時約105万円の安値を付け、6月26日高値(149万9852円)から約30%の大幅下落を演じると、翌3日から4日にかけては大きな振れ幅で反発、反落し落ち着きのない相場となった。しかし、5日から週末にかけては117万円から127万円のレンジ内での推移となり、久しぶりに様子見ムードが強くなっている。

一方、こうした様子見ムードにも時間的制約が掛かっていることが指摘される。相場は足元、4時間足の28日高値(134万9998円)と3日高値(129万9000円)を結んだ下降トレンドラインと、4日安値(117万円)と5日安値(118万8円)を結んだ上昇トレンドラインから成るトライアングル(三角保ち合い)の頂点(上昇・下降トレンドラインが交わる点)に接近していおり、明日中にも保ち合いをブレイクアウトする可能性が高そうだ(第1図)。

保ち合い相場は、基本的にはトレンドの休息期間、つまり継続のパターンとして認識されるが、足元の相場は短中期のトレンドの方向感を判断し難い局面となっている。市場全体の温度感としては、BTCは先週、対円で約6%の上昇としたが、XMRとTRXを除いたその他の主要銘柄は対ドルで小幅な値動きとなった一方で、主要アルトコインの対BTC市場では、先週はアルト売り・BTC買いが目立った(第2、3図)。つまり、現状では暗号資産市場自体から一方的に資金が流れ出ている訳ではなく、依然、本格的な弱気相場には入っていないと言える。こうした事を踏まえると、BTC対円はこの先も上値を試す余地はあると考えられる。

しかし、直近2日ほどのレンジ相場でBTC対円はエネルギーを溜めていると考えられるため、次のブレイクアウトでは相場が大きく動くことが指摘される。相場が下降トレンドラインを明確に上抜けするまでツッコミ買いには注意するべきだろう。

【第1図:BTC対円チャート(4時間足)】


UTC時間基準
出所:bitbank.ccより作成

【第2図:主要暗号資産銘柄対ドル週次騰落率(7月1日〜7日)】


出所:coinmarketcapより作成

【第3図:主要アルトコイン対BTC週次騰落率(7日1日〜7日)】


出所:investing.comより作成

テクニカル分析

BTCの対円相場は短(7日)・中(30日)・長(90日)期の移動平均線がそれぞれゴールデンクロスを維持。一方、先週は7日線を挟み込む値動きとなり、短期的には方向感に欠ける展開となっている。ボリンジャーバンドでは、バンド幅が収縮してきており、次のトレンドの始まりを示唆している。相場は依然センターラインの上で推移しており、強気であると言える。一目均衡表では、三役好転を維持しているが、明日には均衡表が逆転する見通しだ。

【第4図:BTC対円チャート(日足)】


出所:bitbank.ccより作成

BTC対円の週足では、7週移動平均線が30週、90週、200週線でゴールデンクロスを維持。各線とも上向きで推移しており、短中長期で上昇相場を示唆している。ボリンジャーバンドでは、上昇バンドウォークを維持しており、引き続きバンド上辺が折り返してくるまで相場は上昇しやすいと言えよう。一目均衡表では、強い買いシグナルとなる三役好転を示現している。

【第5図:BTC対円チャート(週足)】


出所:bitbank.ccより作成

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