2018.05.30 (Wed) news

オーストリア当局、クラウドマイニング事業者へ停止命令

Written by 真田雅幸

オーストリア金融市場庁(FMA)は、仮想通貨のクラウドマイニングを行う企業INVIA GmbHに対して事業の停止を命じた。FMAからの認可を得ずに仮想通貨のオルタナティブ投資ファンドを運営していたことが原因だ。

FMAはINVIA GmbHのビジネスモデルに問題があると指摘。未認可のオルタナティブ投資ファンドの運営はオーストリアの銀行法に抵触するとしている。INVIA GmbHへの捜査は現在も継続中だ。

INVIA GmbHは投資家から資金を募り、それを元手にマイニング事業を運営し利益を投資家に分配するというクラウドファンディングをビジネスモデルに採用していた。最も収益性の高い仮想通貨をマイニングし、それをビットコインやイーサリアムに変換し投資家へ分配していたようだ。

マイニング事業の収益は、仮想通貨の価格とマイニング難易度によって決まる。INVIA GmbHは市場価格が高くマイニング難易度が低い仮想通貨を見つけ出し、その仮想通貨をマイニングすることで収益を挙げていたようだ。

FMAが仮想通貨関連の事業者に対して、事業の差し止め請求をするのは約1年ぶりとなっている。ポンジ・スキームのOne Coin詐欺を行っていたRuja Ignatova氏に対してFMAは、昨年7月事業の停止を命じている。

オーストリアでは、仮想通貨を金やデリバティブ取引のように商品先物取引として規制しようとしている。またオーストリアのHartwig Loeger財務省長官は今年2月、「マネロンや反テロリスト対策を行う際の仮想通貨の重要性が増している」と語っている。

ビットコインをはじめとする仮想通貨のネットワークは世界中に広がっており、単一国で規制できるものではなくなっている。仮想通貨に対する規制を進めているオーストリアだが、他のヨーロッパ諸国の規制当局とも協議を行いながら今後の方針を固めていくようだ。


Coindesk


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