2018.03.30 (Fri) news

韓国保険会社、仮想通貨取引所の保障請求認めず

Written by 真田雅幸

韓国大手の保険会社DB Insuranseは、仮想通貨取引所Youbitの親会社Yapian Corpからの損害保障約3億円の請求を認めない意向を明らかにした。Youbitは昨年12月、ハッキング被害に遭い資産の17%を失ったことを発表しており、これにより破産に追い込まれている。

Youbitは昨年4月にもハッキング被害に遭っており、その時の報告では4000BTCが盗まれている。被害額は時価にして約5.5億円に上るが、取引所業務は継続していた。

12月のハッキング被害額に関して正確な数字をYoubitは公表していないものの、Yapian CorpがDB Insuranceに対して請求した損害額に鑑みれば被害額が小さくないことが読み取れる。

DB Insuranceは、損害保障請求の棄却理由を公表していない。DB Insuranceの損害保険に仮想通貨の損失が保障対象として含まれているかが重要なポイントになりそうだ。

仮想通貨特有のセキュリティリスクが存在するため、保険会社が仮想通貨を保障対象とする場合、リスクを算出するための細かな調査が必要になる。リスクの算出には、仮想通貨のブロックチェーンやウォレットなどの技術を理解しなければならない。

仮想通貨のプログラムなどのバグによってトークンが凍結してしまうような事象も発生しているため、リスクを適切に見極めることは非常に困難であるといえる。4月に盗まれたYoubitのビットコインは、ホットウォレットで管理されていたことがわかっており、保険会社は取引所のオペレーションリスクも把握しなければならなかった。

現状、仮想通貨の技術自体が発展途上であるためリスクの測定が難しく、仮想通貨の損害補償は保険会社にとって高額な保険料を徴収しない限りビシネスとして成立しない。Yapianは、DB Insuranceが提供する損害保険サービスに年間約2500万円の保険料を支払っていた。

Youbitは、ハッキング被害にあった顧客資産の75%を自己資本にて補填しており、ユーザーは資金を引き出すことが可能だ。残りの顧客資産については、保険金や会社の売却金を充てるとしている。


CCN


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