2018.08.16 (Thu) news

イギリス企業の約半数がマイニングを目的としたハッカーからの攻撃を受ける

Written by 真田雅幸

ユーザーのコンピュータを操り仮想通貨をマイニングするプログラム「Cryptojacking」が企業の脅威となっている。システムソフトウェアを開発するCitrixは、イギリスの企業に務める従業員250人を対象に調査を行い、59%の企業がCryptojackingによるマイニングを検知していたことを報告している。

CryptojackingはコンピュータのCPUリソースを使用しマイニングを行うプログラムだ。マイニングされた仮想通貨は、ハッカーのウォレットに送金される。

Cryptojackingを通じたマイニングの検知件数は、6ヶ月前と比べ約4倍に増加している。Citrixの調査によれば、Cryptojackingによる影響がないと答えた企業は全体の38%にとどまった。

ハッカーはCryptojackingの検知を遅らせるため、夜間にマイニングを行うなどの策を講じている。日中にマイニングを行えば、コンピュータの性能が落ちるため企業が異変に気づきやすいからだ。攻撃の検知が遅れた場合、企業のコンピューターのパフォーマンスは低下し電力を大量に消費することになる。

攻撃を受けた38%の企業は、ネットワークの監視ソフトウェアがCryptojakingを検知した。その他の34%の企業では従業員が検知し、12%はコンピュータの低速化によりCryptojackingが発見されている。

Cryptojacking対策としては、ネットワークの監視ソフトウェアの導入やマルウェア対策ソフトウェアの活用、マイニングを促す危険があるウェブサイトへのアクセスを制限するなどが有効であるようだ。

Cryptojackingは、市場が盛り上がり仮想通貨が注目を浴びるようになった2017年頃からハッカーに利用されるようになった。最もマイニングされているのは、仮想通貨時価総額ランキング上位のMonero(XMR)であると報告されている。


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