2018.08.08 (Wed) news

Twitterの偽アカウント、1.5万のBotによって作成されていたことが判明

Written by 真田雅幸

セキュリティ・ソフトウェアを開発する企業Duoは、Twitterの偽アカウントを作成するためのBotのネットワークが存在することを調査報告書にまとめ発表した。調査は主にデータ・サイエンティストのJordan Wright氏とセキュリティ・ソフトウェア開発者のOlabode Anise氏によって行われた。

Twitter上では、インフルエンサーになりすました偽アカウントが大量に作られる事象が発生している。仮想通貨界隈のインフルエンサーになりすまし、仮想通貨を騙しとることを目的に作られた偽アカウントも存在する。

偽アカウントは仮想通貨のアドレスをツイートし、ビットコインやイーサリアムを送金すると倍の仮想通貨が配布されると謳い詐欺を行っている。主に英語で「Give Away(配布する)」という文言を使っている。そのためインフルエンサーの中にはユーザー名に「Not giving away」の文字を入れ、注意を呼びかけいるものもいる。

今回の調査によれば、偽アカウントを作成するために1.5万のBotが可動している。詐欺を行っている犯人には、大量のBotを同時に動かすことで自身の身元を隠す狙いがある。今年の5月から6月の調査期間中、Botによって作られた偽アカウントの数は8800万アカウントにのぼると報告されている。

可動しているBotの役割は大きく分けて3種類あり、ひとつ目はインフルエンサーのユーザー名やアバターをコピーし偽アカウントを作り出す。ふたつ目は偽アカウントに信憑性を持たせるために、ツイートをリツイートしたりいいねを押す。最後のBotは、Give Awayのようなツイートを行い詐欺をプロモーションする。

Twitter社は偽アカウントが急増したことから先月、Botによって動かされている疑わしいアカウントを大量に削除している。Twitterの利用規約では、スパムを大量に発生させる行為や詐欺などのための偽アカウントを自動で動かすことを禁止している。

Wright氏とAnise氏が独自に開発したツールを使えばインフルエンサーになりすました偽アカウントをリストアップすることができる。しかしすべての偽アカウントを検知できるわけではないようだ。

ツイッターのアカウント作成は本人確認の必要がなく、一人で複数のアカウントを持つこともできるため、偽のアカウントと本物のアカウントをデータ分析で見分けることは難しいようだ。調査書では、偽アカウントの検知ツールは改善の余地があるとし、Twitter上の問題が解決するにはまだ時間がかかるだろうとされている。


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