2018.10.01 (Mon) news

マルタ首相「ブロックチェーンは未来のお金を作る」

Written by 真田雅幸

マルタのJoseph Muscat首相は、国連総会の場でブロックチェーンを使った仮想通貨は未来のお金になると語った。マルタ政府は国策として仮想通貨やブロックチェーン関連の企業誘致を行っており、世界中からスタートアップが集まってきている。

Muscat首相は、以下のようにスピーチを行った。

「私は個人的にブロックチェーンが既存のシステムに変革を起こし改善すると信じている。ブロックチェーンは仮想通貨を未来のお金にする。より透明性が高いお金は、良いビジネスを助け、悪いビジネスを排除するだろう」

ブロックチェーンを使った分散型台帳システムはお金だけでなく、ヘルスケア分野でも活用できるとMuscat首相は考えている。ブロックチェーンを使い個人が自身の医療記録を管理するようになるという。

ブロックチェーンは新たな技術であるため、既存の規制ルールにあてはめることが難しい部分が多い。そのためマルタは技術ベースの規制作りを率先して行っている。マルタ政府は自国をブロックチェーンアイランドと称し、規制に加え税制面でもブロックチェーン関連事業の優遇政策を行っている。

バイナンスやOKExといった中国系の大手仮想通貨取引所がすでにマルタへ拠点を移している。中国は仮想通貨に対する規制を強化しており、ブロックチェーン関連のビジネスを行う環境として適しているとは言い難い。そのためマルタのようなブロックチェーンに親和性を持つ国に企業が流出している。

仮想通貨やブロックチェーンは既存の金融や情報通信システムをディスラプトする可能性がある一方、先進国では規制が厳しい傾向にあり新たな技術を活かしきれてはいない。マルタは、先進国で技術が発展する前に自国の産業として育てる狙いがあるようだ。

Muscat首相は、ブロックチェーンはお金と情報に関する自由を人々に与えると考えている。また特定の第三者機関を必要としないブロックチェーンを使ったネットワークが将来的に巨大な産業に発展することを予想している。


CCN


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