2018.01.10 (Wed) market

週間ビットコイン相場 2018/1/9 − ビットコイン 下降トレンドから脱出か

Written by 真田雅幸

ビットコインの価格は昨年の最高値1BTC=223万円をピークに下降トレンドが続いており、一時140万円を割る場面もみられました。一方、今年に入ってからビットコインの価格は反転しており、現在は193万円にまで値を戻してきています。それでは、今週のビットコインの相場を振り返っていきます。

上昇相場から一転 価格サイトの取得データの変更により価格は下落

bitbank.ccのBTC/JPYチャート

日経平均株価やダウ平均株価などの株式市場では今年、相場は上昇して始まっており世界的に現金から資産への流れが強まっています。ビットコインの価格もこのトレンドに乗り、価格は上昇して始まっています。今年はこの現金から資産への流れがどこまで続くのかに注目です。一方、仮想通貨の価格サイト「Cryptocurrency Market Capitalizations」は8日、価格データの取得方法を変更したことでその参照価格が急激に変動しました。これにより市場は混乱に陥りビットコインの取引所価格も10%ほど下落しました。他の仮想通貨も総じて一時的に下落の一途を辿りました。同サイトによると複数の韓国の取引所からの価格データの取得を停止したと発表しました。理由としては、韓国の取引所の価格は他の取引所と比べ価格が不自然に高いためだとしています。またアービトラージ取引などが困難であることも取得データから除外した一因であるようです。これを受けほとんどの仮想通貨の価格は下落し、多くのユーザーは市場が暴落したと錯覚したようです。そのため一時的な下落相場となりました。

仮想通貨市場の注目はビットコインから短期間で大きな利益が期待できるマイナーコインへ


ビットコインの価格は昨年を通じて約17倍となり世間では大きな話題となりました。一方、17倍という価格の上昇率は仮想通貨市場全体でみると、非常に小さい上昇率であったと言えます。リップル(XRP)は約160倍、イーサリアム(ETH)は約100倍と、いずれもビットコインの上昇率を大きく上回っています。現在この価格の上昇の波は、今まで注目されていなかった仮想通貨にまで波及しています。下のグラフは仮想通貨市場の通貨の独占率を表したものですが、オレンジのビットコインの独占率は12月半ばより下がり続け、現在は約34%となってます。注目すべきは、資産ランキングで10位以下のすべての仮想通貨で構成される白のothers(その他)の独占率が急上昇している点です。ここ一ヶ月で急上昇しており、独占率を約25%にまで伸ばしてきています。これは短期的な価格の上昇を狙った非常に投機的な動きが強まっている一つの指標ではないでしょうか。市場を観察していると開発が全く進んでいない通貨の価格も上昇しており、ファンダメンタルは無視され市場のモーメンタムのみで買われている通貨も少なくないようです。

ビットコインに話を戻しますと、次の大きな技術的なネットワークのアップデート「ライトニングネットワーク」の実装や、アメリカでのETF市場へ上場などのニュースが出るまで、ビットコインの価格の大きな変動はないのではないでしょうか。ライトニングネットワークはすでにメインのネットワークに実装できる段階にあり、ライトニングを活用したサービスの登場が待たれます。

XRP最高値400円から失速

bitbank.ccのXRP/JPYチャート

年初から価格の高騰を続けていたリップル(XRP)は4日、最高値1XRP=400円に到達しました。最高値を付けた際のリップルのクリス・ラーセン元CEOの推定総資産は9.5兆円にまで跳ね上がり、一時フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOの8.4兆円を上回り、一時世界の長者番付で4位にランクインしました。XRPは3日、300円の上値抵抗線を突破すると一気に400円まで駆け上がりました。一方、価格の上昇を裏付ける要因が欠如していたこともあり高値を維持することはできず現在は260円付近で推移しています。今後250円のラインを割ると、高値掴みの投資家が損切りに踏み切る可能性がさらに高まり、一気に200円付近まで下落することも予想されます。


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